「"右翼"雑誌」の舞台裏
from 2025-03-27
https://www.amazon.co.jp/「“右翼”雑誌」の舞台裏-星海社新書-320-梶原-麻衣子/dp/4065379911
https://gyazo.com/75e1cee1f4b378ebe13be17eba2a742b
https://www.youtube.com/watch?v=pRNQrK4r9js
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梶原さんは学生時代から保守雑誌を読み、マスコミ批判や日本の安全保障などに強い関心を持っていた。
父親が自衛官で幼少期に学校で風当たりが強かった
メディアのカウンターをやっていたので、それに合うのが保守系の雑誌だった
ウィル編集部は想像ほど「過激な右ばかり」ではなく、元々花田編集長のもとへ集まった編集者やライターが多かった。必ずしも全員が強い右派思想の人ではない。
ウィルやHanadaといった雑誌は「朝日新聞を憎んでいる」「常に安倍政権に熱狂的」「高齢男性しか読まない」といった固定観念を持たれがちだが、実際にはそう単純ではなく3-4割の女性読者や多様な意見の執筆者もいる。
雑誌は新聞をチェックすると言う機能がある
第二次安倍政権では安倍推し雑誌になった
インターネットの普及が進むにつれて、保守雑誌に集まる論客や読者も変化し、「実際には右派思想が薄いただのメディア批判者」も増えた。これらが一括して「ネトウヨ」と見られるようになったが、右の要素はメディア批判ぐらいのネットでウヨウヨしている人と右翼を分けてほしい
近年はSNSや動画で直接発信する人が増え、対立が起きても「同じ雑誌で論争して終わる」形ではなく、互いのコミュニティで一方的に発信し合い、対話の機会が減っている。
Echo chamber
ウィルが陰謀論を扱うようになったことには批判的で、「事実確認が甘いと、かつて自分たちが批判していたメディアのやり方と同じになる」と懸念している
「事実に関するハードルが低すぎる」
右派的な言説の特性は「相手を批判するが、身内には甘い」。左翼と一緒
保守を「主義」より「態度」としてとらえ、読者に責任を負う姿勢や事実確認を徹底する姿こそが大切だと強調している。
分断を解消するには、一人ひとりが相手を全滅させようとするのではなく、社会人として最低限のマナーや自制心を守り、対話の場を残し続ける努力が必要だとしている。
自制心がないと対話ができない
いきなりインターネットで他人を攻撃するような人と対話をしてくれる別の立場の人はいない